人間関係をスムーズにする「フォールスコンセンサス」の心理と具体例

人間関係をスムーズにする心理用語「フォールスコンセンサス」とは?

「フォールスコンセンサス」

心理学の本を読んでいたら、出てきた用語なんですが。

(´・ω・`) これ、めちゃめちゃ重要だわ

知っておくと、色んないざこざを回避できます

「フォールスコンセンサス」とは

フォールスコンセンサス。(False consensus)
または「偽(ぎ)の合意効果」とも言います。

これは「自分が思っていることは、大多数の人が同じように思っている」と考えてしまうこと。

(´・ω・`) つまり、自分の意見が多数派だと思い込んでしまう。

この効果により、他人が意見を言い始めてしまうと、それは間違っていると見なしてしまうことが多い。

フォールスコンセンサスの具体例

具体例で紹介します。
例えば、AさんとBさんの会話。

A「え?目玉焼きに醤油かけるの!? ソースでしょ(笑)」
B「??? いや、醤油が普通でしょ?」

別に食べ方は色々ですよね。
こうした場面で自分のほうが正しいものと思い込んでしまうわけです。

(´・ω・`) ちなみに自分は塩をかける派です

他にもこんな例。

A「え!?サッカーのワールドカップ見ないの!?日本戦だよ?」
B「いや、サッカー興味ないし・・・」
A「興味なくても日本人だったらワールドカップぐらいは応援しようよ!」
B「えっ!?」

正しいと思い込んでしまって、理屈がおかしいことに

(´・ω・`) しかし、本人は善意で言っているのでややこしい。

トラブルになる

フォールスコンセンサス。
これを意識しておかないと、仕事でもプライベートでもトラブルが起こりやすい。

仕事の場合

小さい会社だと、業務が推測で行われることもしばしば。
データも無いまま、社長の考えだけでことが進む。

社長「今度の商品は、お客さん絶対に買ってくれるぞ!」
社員(過去に何度も聞きましたが、ことごとく外れてるんですよね・・・)

こうしたケースは、社員は意見をしようにも難しい。
というのも、社員は疑いは持ちつつも、外れるほうの確証もないので言い出しづらいんです。

(´・ω・`) 社長がガンコ者だとなおさら。

プライベートの場合

フォールスコンセンサスでのトラブル。
これは、プライベートのほうがより顕著に現れるのではないでしょうか。

旦那「帰りが遅くなるって電話したら、ご飯はいらないって意味だろ?」
妻「聞いてないんだから知らないわよ!あなたが帰ってくるまで食べないで待ってたのよ!」
旦那「いやいやいや、それはおかしいって!!」

(´・ω・`) 二人とも、落ち着くんだ。

よくありそうな場面ですが、別に喧嘩する必要はないですよね。

なぜこんなことになってしまうのか

原因はいろいろあって、はっきりとはよくわかっていないそうです。

ただ、おおよそは2つと考えられています。

まず、自分は多数派だと思い込むことで、自分を安心させたい

人間というのは多数派に属していたいもの。
そこで自分の意見を多数派にあると思い込んでしまう。

それともう1つは、相手を間違いから救ってあげようとすること。

相手は間違った認識を持っているから正してあげようと。

(´・ω・`) 良いことをしていると勘違いしてしまう

そして、一生懸命に相手に訴えようとするほど、空回りするわけです。

どう回避すべきか

フォールスコンセンサスは、自分の意見を正しいと思い込む。
そして、相手を否定するからマズイ。

だから、相手の意見を受け入れる姿勢が必要。

「へぇ~。そういう意見もあるんだ」

そうすれば衝突は起きません。

むしろ、違う意見を楽しむ姿勢で。
「秘密のケンミンSHOW」は、そういう趣旨の番組でした。

(´・ω・`) へぇ~、カレーにチョコレート入れるんだ

あとがき

この心理を知ってから、インターネットの書き込みを見かけたら。

もうフォールスコンセンサスの嵐ですね。
自分の意見が正しいと思い込んで、相手を否定しまくっている。

(´・ω・`) 暴風雨状態でした

自分も気を付けたいものです。
あなたもぜひ意識していただいて、まわりの人間と毎日笑顔になっちゃいましょう!

今回の用語はこちらからでした↓