現在、衆議院選挙の真っ最中です。
この選挙は投票前から与党圧勝の情勢。
(この選挙は小池さんの希望の党が発足したが序盤でコケたやつです)
選挙の争点もぼやっとしており、シラけた空気がなんとなーく漂っています。
(´・ω・`) 選挙費のムダよね・・・
そんなある日。
とあるきっかけから、「白票」について調べてみたのだった。
「白票」の賛否で議論発生
ある日、ヤフーニュースを見ていたら。
選挙の記事に誰かがこんなコメントを投稿していた。
「どの候補者にも入れたくないなら、白票を投じたほうがよい」
で、そこから大論争。
白票の賛成派と反対派が入り混じって議論が飛び交っていた。
大体、半分半分くらいだろうか。
意見数はかなり拮抗していた。
で、自分としても気になったのでした。
(´・ω・`) はて・・・。実際のところ、「白票」ってどうなの?
大前提として
まず大前提として。
当然ですが白票は票にはカウントされない。
まあ当たり前ですね。白紙ですから。
そのため、選挙としてはまったく意味のない行為になる。
しかし、それでも「白票賛成派」はいるわけで。
なぜ彼らは白票に賛成しているのか。
賛成派が白票を支持する理由
「白票賛成派」が白票を支持する理由は次のものでした。
いくつか分類に分けています。
「白票の多さによって意味や効果が出る」というもの
・白票の割合が無視出来ない比率を占めた時に、報道の仕方によっては意味を持つ可能性がある。
・白票の数が多ければ、政治家は信任がなかったということがわかるので、より政治に励むようになる。
「選挙参加の意義を持つ」というもの
・白票は政治家を選ぶという意思表示はしていないが、選挙に行ったという意思表示をしていることになる。
・投票行為をしない人は政治を語れない。白票でも投票行為をした人には政治を語る資格がある。
その他の理由
・「よくわからないから白票」と「考えた末の白票」は違う
・選びたい候補者がいないのに誰かを選べというのは民主主義に反するので、白票という行動が必要になる
・白票を投じれば少なくとも投票率は上がる。
・・・という具合です。
まあ、意味がよくわからないものも結構ありました。
特に「その他の理由」の意見は意味不明なものが多い。
だから何?と突っ込みたくなる。
(´・ω・`) 投票率が上がったとして、だからなんなのだろうか・・・。
白票賛成派の落とし穴
実は先ほどの賛成派の意見。
明らかに誤解していると思われるものがあった。
と言っても、これは管理人も後から調べて知ったのですが。
(´・ω・`) ええ、ボクも知りませんでしたよ
そして、それこそが白票の無意味さを決定的にしていたものでした。
選挙では「白票」が一体どういうふうに扱われるのか。
「白票」はひっくるめて扱われる
白票はすべて「無効票」という扱いでカウントされる。
判読不能な票や、関係のない内容を書いた票。
そうしたものと同じ扱いになる。
つまり、白票だけがカウントされるわけではない。
落書きした投票用紙などと同じ扱いで、避けられてしまう。
賛成派の成立しない意見
すると、先程の賛成派の意見のうち、成立しないものがある。
「白票の多さによって意味や効果が出る」という意見。
なぜなら白票のみでカウントされないから。
白票の数はわからないため、意味や効果は出ようがない。
つまり、結構な人が勘違いをしているということになる。
(´・ω・`) これ、かなりの人数が誤解してたぞ・・・
「白票」が影響を与えるもの
白票は投票率には影響がある。
なので、先ほどの賛成派の意見にあった1つは正しかった↓
・白票を投じれば少なくとも投票率は上がる。
でも、だから何?ということになるが。
意味を持つ選挙制度もある
ただし、選挙制度によっては「投票率」が意味を持つ場合もある。
例えば、有効票数が一定割合を下回った場合は再選挙する仕組みだった場合。
これなら白票しても意味を持つようになる。
投票率が関係してくるから。
しかし、現在の日本の選挙制度では投票率が上がっても意味は持たない。
単に有効票数だけで勝敗を決めているので。
「白票」で政治に参加しているのか?
賛成派の意見のうち「選挙参加の意義を持つ」というものがあった。
例えば、これ↓
・投票行為をしない人は政治を語れない。
こうした意見も、結局は自己満足ということになる。
なぜかというと、白票は落書きした用紙と同じ扱いになる。
だったら別に投票しなくても変わらないことになる。
わざわざ無駄な投票行為をしに行って「自分は選挙に参加したぞ!」と。
そういう自己満足。
(´・ω・`) これ、煽ってるわけじゃないですからね
白票は棄権するよりも悪い?
調べていて興味深かった考え方がありまして。
それが「白票を投じるのは、棄権するよりも悪い」という意見です。
白票賛成派からすれば、びっくりではないでしょうか。
まさか投票に行かない人よりも悪く言われるとは。
その人いわく、「白票」は「選ぶ」という行為を放棄している点で「棄権」よりもタチが悪いと。
そういう意見をいくつか見かけました。
(´・ω・`) うーん。いろんな意見がありますね。
どの候補者も選びたくない場合はどうすればいいのか?
とはいっても、誰も好き好んで白票を投じるわけではない。
選ぶ候補者がいないから、そうなってしまうわけで。
( `・ω・´)ノ そうだ!そうだ!政治家が悪いんだ!
では、どの候補者も選びたくない場合はどうすればいいのか。
(´・ω・`) お、それよそれ。
調べてみました。
その結果。
・・・
・・・
・・・
・・・
実はそれでも選ばなければならない。
(´・ω・`)えええ・・・。そんな無体な・・・
好みでない候補者ばかりだったとしても。
いずれかの候補者から選ばなければならない。絶対に。
でも、安心してください。
そういった場面で選ぶ方法があったんです。
逆の発想で考える
これは選挙の考え方で紹介されていました。
選びたい人がいない。
ならば、逆の発想で選ぶ。
「この人だけは選びたくない」という消去法。
これで選んでいく。
このように「誰を勝たせるか」ではなく「誰を勝たせてはいけないか」。
こうした思考で投票することを「戦略的投票」というそうです。
(´・ω・`) 戦略的投票・・・。そう言われると、なんか消去法がイケてる気がしてきたわ
類似の考え方
戦略的投票の別パターンを紹介。
「妥協して当選確率の高い方に投票する」というパターン。
例として候補者が3人。
Aさん、Bさん、Cさんがいるとします。
選挙情勢から、AさんとBさんはかなり拮抗している。
Cさんはまず当選しません。
あなたとしてはCさんの考え方が一番近い。
しかし、Cさんは当選しないだろう。
なので妥協して、次に考え方の近いBさんに投票する。
…という考え方も、戦略的投票だそうです。
まとめ
投票には行ったほうが良いです。
しかし、白票は意味のない行為だった。
だから白票はやめよう!
選びたい候補者がいなければ戦略的投票。
「こいつにだけは勝たせてはいけない!」という視点で投票する。
その投票先がイヤな候補者でもしょうがない!
(´・ω・`) 人生って理不尽の連続よね