「クイックフォーマット」と「通常のフォーマット」は何が違うのかをわかりやすく解説

「クイックフォーマット」と「通常のフォーマット」は何が違うのかをわかりやすく解説

ウィンドウズでフォーマットする際に、戸惑うのがこれ。

「クイックフォーマット」の項目↓

(´・ω・`) チェックを入れるとなにが違うのか・・・?

「クイック」というぐらいだから、処理が速いのだろうとは推測できる。
でも速いぐらいだから、何かの処理が省かれるのだろうか・・・?

今回は、「クイックフォーマット」と「通常のフォーマット」の違いについて、難しい用語は使わずにまとめてみました。

(`・ω・´)b 普段使いなら、イメージで大体つかめばOKです!

まずは基本として

まず基本として、フォーマットには次の2種類があります。

  • 通常のフォーマット
  • クイックフォーマット

2種類はどこで選択できるのか

この2種類は、先ほども紹介したフォーマットの実行画面(下図)のうち、[クイックフォーマット]の項目が有効かどうかで決まります。
上図の場合は、項目にチェックが入っている状態ですので、このまま[開始]を選択すると、クイックフォーマットが始まります。

それで2つは何が違うのか

「クイックフォーマット」と「通常のフォーマット」。

2つの違いは簡単に言えば、初期化をする際にチェックを行うかどうか

「通常のフォーマット」はチェックを行って、不具合のある個所が無いかを確認してくれる。
そのため、ハードディスクの信頼性が高くなる
ただし、チェックする分だけ遅くなる。

クイックフォーマットは、チェックは行わない。
だから不具合のある個所はわからないので、信頼性は低い。
でも早く処理が終わる

(´・ω・`) ちなみに「通常のフォーマット」の遅さはハンパじゃないです。本当に遅い。

別記事 ⇒ ハードディスクの通常フォーマットが遅いのは正常なのか?調べてみた

2種類はどうやって使い分ければよい?

2種類の使い分けは、そのハードディスクを初期化した後に何の目的で使うかによります。

重要ではないデータを保存する場合

もしも、あまり重要ではないデータを保存する場合。
例えば、テレビ番組など。
なんとなく気になる番組を録画しておいて、観たらすぐに削除というような。

そうしたデータは失ったとしてもダメージは少ない
だったら、「クイックフォーマット」で済ます。

(´・ω・`) 万が一、ハードディスクに故障があっても、あきらめがつく。

重要なデータを保存する場合

逆に、会社の顧客ファイルや、家族の写真や動画など。
消えてしまったら、二度と復元できないような重要データ

そうしたデータは、「通常のフォーマット」を行うと良いです。

(´・ω・`)ハードディスクに不具合が無いかを、保存前にチェックするわけです

新品で買ったときは要注意

実は、買った直後の新品のハードディスク。
この場合は「通常のフォーマット」の実行を推奨する人が多い。

使用前に「通常のフォーマット」でチェックして初期不良が無いかを確認する、というものです。

ただ現実として、初期不良の確率は相当に低い。
そのため、理屈を知りつつも、あえてクイックのほうで済ますという人もいるようです。

これは先にも書いたとおり、目的によっても変わります
重要なデータを保存するのであれば、やはり、通常のフォーマットの実行を推奨します。

まとめ

「通常のフォーマット」の「クイックフォーマット」の違いについて、簡単に説明しました。

まとめるとこうなります。

「通常のフォーマット」
重要なデータを保存するときはこれ。時間はかかるけどやったほうがいい!
あと、買った直後に初期不良の検査をするのもいいね!

「クイックフォーマット」
失くしても諦めがつくデータなら、クイックでもいいよ!

それにしても、「通常のフォーマット」はやっていただくとわかりますが、ものすごく時間がかかります
2TBでハードディスクだと10時間ぐらいかかることも。

(´・ω・`)機械はいろいろ進歩しているが、通常フォーマットは意外なほど遅かった。

フォーマットをしたい目的がハードディスクの処分という人もいると思います。
それであれば、物理的な破壊方法についての記事もありますのでどうぞ↓

部屋の中だけで安全にハードディスクを物理的に破壊する手順を解説
ハードディスクを処分したい。 それも完全な廃棄。 重要なデータを保存するなどしたハードディスクを読み込めなくするわけです。 (´・ω・`)そういう場面ありますよね 実は、自分はハードディスクを過去に5台ぐらい、物理的に破壊してきました。...