ハリルホジッチの年俸は高すぎ?世界の名将やJリーグと比較してみる

ハリルホジッチが解任されましたが。

それに関連して、これまでに支払った年俸が無駄になる、みたいな記事が出ていました。

「計約8億円 日本協会 水の泡 ハリル監督に支払われる大金は…」

15年3月に就任したハリルホジッチ氏には3年分の年俸から税金を差し引いた約6億円が支払われる見通し。日本協会にとってはW杯で躍進するために投じた8億円が実らなかったことになる。

引用: https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2018/04/10/kiji/20180410s00002014028000c.html

どうして、そういう結論になるのか。
まったく意味不明な計算ですが。

(´・ω・`)ちょっと何言ってるかわかんない

少なくとも、これまでは仕事していたわけですし、きちんと予選も突破。
これまでに日本サッカーに残してきたものはありますからね。

しかし、どんなものなのか。
ふと興味がわいてきて、調べてみました。

ハリルホジッチがもらいすぎなのかどうか。
色んな監督との比較で見ていきます。
あ、ちなみに推定額ということですので、参考までにということでお願いいたします。

本人はいくらもらっているのか

さて。
まずはハリルホジッチの年俸はというと。

ズバリ、200万ユーロ(約2億6,400万円)

2億6,400万円。高いのか、安いのか。
言われてもパッとわかりづらいですよね。

他の監督も比較で見ていきましょう。

過去の代表監督はいくらか

まずは過去の日本代表監督の年俸です。
ハリルからトルシエまで、さかのぼって紹介します。

ヴァイド・ハリルホジッチ約2億6,400万円

ハビエル・アギーレ約2億円

アルベルト・ザッケローニ約2億5,000万円

岡田武史約8,000万円

イビチャ・オシム約9,000万円

ジーコ約2億2,000万円

フィリップ・トルシエ約9,000万円

どうでしたでしょうか。
こうして見ると、ハリルの給料は高いほうのようですね。

もちろん時代の差もあるとは思います。
サッカーの年俸は年々、上昇傾向だと思いますので。

しかし、日本の代表監督だけを並べても、まだ掴みづらいですよね。
というわけで、他の分野の監督も見ていきましょう。

世界の監督年俸はいくらか

今度は、世界の監督の年俸です。
さすが世界。驚愕の年俸が勢ぞろいです。

代表監督やクラブチームを含めたもので、2018年4月時点のデータです。
上になるほど高い年俸で並べてあります。

マルチェロ・リッピ(中国代表)
年俸1800万ポンド(約27億2000万円)

ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)
年俸1530万ポンド(約23億2000万円)

ジョゼ・モウリーニョ(マンチェスター・ユナイテッド)
年俸1500万ポンド(約22億6000万円)

ファビオ・カンナバーロ(広州恒大)
年俸1060万ポンド(約16億0000万円)

マヌエル・ペレグリーニ(河北華夏)
年俸890万ポンド(約13億4400万円)

アーセン・ヴェンゲル(アーセナル)
年俸890万ポンド(約13億4400万円)

1位のリッピがやばいですね。
代表監督で27億円とか。
この金額を見てしまうと、ハリルをはじめとした日本代表の歴代監督の給料が安く思えてきます。

ちなみに、2位のグアルディオラですが、次回の新契約で給料アップの予定。
なんと、2000万ポンド(約30億円)になると言われています。
つまり、リッピを抜いてしまう。

(´・ω・`)スケールが違いすぎる

Jリーグの監督年俸はいくらか

Jリーグの監督年俸も見てみましょう。
2017年のデータで、上から順に高い年俸となっています。

長谷川 健太(ガンバ大阪)1億円

ネルシーニョ(ヴィッセル神戸)1億円

ペトロビッチ(浦和レッズ)8,500万円

尹 晶煥(セレッソ大阪)8,000万円

森保 一(サンフレッチェ広島)…7,000万円

下平 隆宏(柏レイソル)…7,000万円

マッシモ フィッカデンティ(サガン鳥栖)…7,000万円

参考として、一番低かったのは「四方田修平(コンサドーレ札幌)」で1500万円でした。
全体の平均は5,322万円だそうです。

こうしてみると、日本代表監督の年俸は、自国のクラブチームよりは高い、という感じですね。

まとめ

ということで、各分野の年俸をまとめてみました。
個人的には、別にハリルの年俸は高いとは思いません。
実績のある監督を獲得しようと思うと、当然、それだけの金額を払うことになる。

無駄金を払うのはよくないですが、かといって、コストパフォーマンスばかり追求しても難しい。

現在の代表監督は、ハリル後任の西野氏。
W杯はどうなるかわかりませんが、今後もより良い日本サッカーが見られるように期待したいですね。