個人用途のDTMに最適!おすすめのモニターヘッドホンを紹介!

個人用途のDTMに最適!おすすめのモニターヘッドホンを紹介!

DTMで初めて買うヘッドフォン。
調べてみたら、数が多すぎて迷っちゃいますよね。

(´・ω・`) どれがどれやら・・・

それでもやはり、作曲するならヘッドフォンは持っておきたい。
役立つ、というよりも、無いと困るレベルです。

そんなわけで、本記事ではそんな迷ってる方のために。
個人用途のDTMで、初めて買うのにおすすめのモニターヘッドホンを紹介します。

(`・ω・´)b 定番中の定番ばかりです!

作曲用の「モニターヘッドフォン」について

すでに記事のタイトルにも含んでいますが。
念のため、簡単にご説明しておきます。

作曲に使うヘッドフォンは、「モニターヘッドフォン」という種類になります。

一般のヘッドフォンと何が違うのか。
簡単に説明しますとこうなります。

【一般向けのヘッドフォン】
一部の周波数が特徴づけられていることが多い。
例えば、ドンシャリなど。
音のまとまりが良いが、逆に言うと音の分離が悪いともいえる。

【モニターヘッドフォン】
味付けがほとんどなく、フラットな音になっている。
1つ1つの音の分解能力が高いので音を聴き分けやすい

さらに詳しい違いについては、下記の記事で紹介していますので、必要な方はご覧ください。

DTMでモニタースピーカーやモニターヘッドフォンを使う理由とは?
DTMをやり始めて、しばらくすると。 「そろそろスピーカーやヘッドフォンを買おうかなぁ」と思い立つ。 (`・ω・´)b やっぱ良い音で聴きたいですよね! さて、もうご存知の方も多いかもしれませんが。 DTMには、それに適したスピーカーやヘ...

構造の違い

ヘッドフォンについては、もう1つ構造の違いも簡単に紹介しておきます。

ヘッドフォンは構造の違いで、次の2つがあります。

「密閉型(クローズ型)」「開放型(オープンエア型)」です。

(´・ω・`)商品説明などでよく見かける単語ですので知っておくと便利です

密閉型(クローズ型)

「密閉型」はまさしく耳を密閉します。
そのため、周囲の環境音が聞こえづらくなり、集中しやすくなります。
もしも住宅などで、となりの部屋の物音がうるさい場合には、こちらの密閉型がおススメです。

開放型(オープンエア型)

「開放型」は開放されているわけですが、その分、ヌケのよい自然な音が聴けます。
比較的、音楽鑑賞にも向いているタイプです。

(´・ω・`)とはいっても、密閉型のほうをリスニングに使っている人は大勢います。あくまで傾向です。

モニターヘッドフォンでオススメのモデル

それでは、ここからモニターヘッドフォンのオススメのモデルを紹介します。
初めて買うのに向いたものを選んでいます。

(`・ω・´)b もちろん2台目以降でもOKです!

それと「輸入品」の中には偽物もあるようなので注意してください。
そのため、ヘッドフォンは商品名に「国内正規品」などと、付け足されているものがあります。

SONY ステレオヘッドホン 「MDR-CD900ST」

まずは、SONYのステレオヘッドフォン「MDR-CD900ST」です。
もう超定番のモニターヘッドフォンです。
どのスタジオにも置いてあるというぐらいに普及しているモデルです。

とにかく音の分離能力が極めて高い
音が重なっている場所も難なく聞き分けられます。
ノイズも聞き逃すことがありません。

音はどこまでもフラット。
まったくもって平坦で、人によっては「つまらない音」と言う人もいます。
それぐらいクセの無い音です。

最初の1台として有力候補かなと思います。

SONY ステレオヘッドホン 「MDR-7506」

同じく、SONYの ステレオヘッドホン 「MDR-7506」
こちらも定番のモニターヘッドフォンです。

見た目的には先ほどの「900ST」と似ているのですが、「900ST」は赤色のワンポイントに対し、こちらの「7506」は青色です。

音の特徴としては、こちらは「900ST」に比べて、少し柔らかい印象です。
低音の出も良くなっており、全体のバランスとして聴きやすくなっています。
リスニング用途にも向いたヘッドフォンです。

他の違いとして、こちらはケーブルがカールコードです。
また、折り畳みができるので、よく持ち運びをする方には「7506」は便利でしょう。

価格は「900ST」よりも「7506」のほうが少し安めです。
でも下位モデルというわけでもなく、用途や好みになるかと思います。

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン「ATH-M20x」

audio-technica(オーディオテクニカ)の「ATH-M20x」です。
オーディオテクニカも、国内で定番のメーカーです。

このオーディオテクニカの「ATH」シリーズは、細かくラインナップが分かれています。
上記は最下位モデルの「M20x」で、他に「M30x」「M40x」・・・と上位のモデルが続きます。

この「M20x」の特徴は、なんといっても安い
入門機として「予算をできるだけ押さえて買いたい!」という方にオススメです。

もちろん、安いとは言ってもモニターヘッドフォンですので作曲に使えます。
音の特徴としてはクセの無いフラットな音です。

Amazonでは大体、ランキングの上位で見かける人気のモデルです。
気軽に買える価格なのでありがたいですね。

audio-technica スタジオモニター・ステレオヘッドフォン 「ATH-SX1a」

同じく、オーディオテクニカで「ATH-SX1a」です。
こちらは放送業界の現場でよく使われている業務向けのヘッドフォンです。

同じく業務用の900STと比べて、少しマイルドな音。
長時間、作業していても疲れにくい装着感。
フラットな音ながらも柔らかさもあって、音楽鑑賞用にも適しています。

AKG(アーカーゲー) K240MK2

オーストリアのメーカーであるAKG(アーカーゲー)の「K240MK2」です。
海外で普及している定番モデルです。
世界中のスタジオから放送業界まで、幅広く利用されています。

低音から高温までバランスが良好。
音の傾向としては、温かみのある自然な音です。
セミオープン型(半開放型)ですので、低音の表現にも向いています。
音楽鑑賞用にも向いたモデルです。

ちなみに、密閉型のモデルもあります。
こちら、AKGの「K271 MK2」です。

密閉型ということで、こちらは低音はやや抑えめ。
高音に寄った音になります

AKG K240 S

おなじく、AKGで「K240S」です。
こちらも世界で定番のモデルの1つです。見た目がゴールドでカッコいいですね。

音の特徴としては、モニターヘッドフォンらしからぬマイルドな音
中音域あたりの表現が自然です。

価格と比較して、コストパフォーマンスが高い。
最初の1台として買う人も多いようです。

SHURE SRH840

SHURE(シュア)の「SRH840」です。

モニターヘッドフォンには珍しく、音はドンシャリの傾向です。
価格の割に音質も良い。
作曲用途のほかに、音楽鑑賞用のほか、映画、ゲームなど幅広い用途で活用できます。

ただ、この製品、少し重たいので、長時間の装着を考えている人は注意したほうが良いかもしれません。

Roland RH-300

最後にRolandの「RH-300」です。

モニターヘッドフォンらしく、メリハリのある音。
最初に紹介したSONYの「900ST」よりも、少し味付けされた音で聴きやすくなっています。
オールラウンドでバランスが良く、用途を選びません。
音楽鑑賞など、普段使いにも向いたモデルです。

まとめ

初めて買うならコレ!というおすすめのモニターヘッドホンを紹介しました。

正直なところ、モニターヘッドフォンは、この他にもいろいろあるんです。
ですがキリがないので、苦渋の決断でこれだけに絞りました。

とはいっても、主要なモデルばかりです。
紹介した機種を中心に探してもらえば、選ぶのに遠回りしなくて済むと思います。

(`・ω・´)b 自分もほしいやつばかりです!

しいて言うなら、SONYの「900ST」は定番で人気があります。
ですが、音が味気ない部分はあります。

リスニングでも使いたい!ということであれば、他のリスニングにも適した機種を買われても良いと思います。
まあ、とは言っても、「900ST」でリスニングしてる人も大勢いるんですけどね。

「予算を抑えたい!」ということであれば、オーディオテクニカの「ATH-M20x」が有力候補になります。

(´・ω・`)ちなみに自分は「900ST」を使っています

【追記】インナーイヤホンのモニター向け製品もまとめました!
興味のある方はこちらもどうぞ!

どれがおすすめ?DTMの個人用途でオススメなインナーフォンを紹介!
DTMでインナーフォンを使って作曲したい、という人もいます。 (´・ω・`)かくいう、自分もそうです。 「自宅だと、スピーカーでは大きな音が出せない・・・」 「ヘッドフォンだと圧迫感があって好きじゃない・・・」 ネットでそんな声を見かけ...