意外にもDTMでヘッドフォン無しで作曲している人も多いようです。
そういう人はスピーカーの音だけで作曲していることになる。
作曲に慣れている人なら、それでも作れるかもしれませんが。
でも、DTM初心者の方には、ヘッドフォンはやっぱりあったほうが良いと思うんです。
自分もそれに気づくまで、かなり損をしていたと思いました。
(´・ω・`) ヘッドフォン無いと不自由します
本記事では、DTMでヘッドフォンがあるとなぜ便利なのかを紹介します。
異音を聞き取りやすい
当たり前ですが、ヘッドフォンは耳元近くで音が聞こえます。
だから曲に異音が入ってしまっている場合に気づきやすい。
スピーカーだけの確認だと結構、聞き漏らすんです。
異音の具体例
異音というのは、ボーカルやギターを録音したときに入りやすい。
気づかずに余分な音まで録っていることがあるんですよ。
よーく聴くとボーカルの後ろで変な音が聞こえるとか。
(´・ω・`) 怪談じゃないですよ
またはよくあるのが、作曲ソフトで音を切り貼りした際に、つなぎの部分で「プチッ」という小さな音が鳴ったりとか。
ヘッドフォンなら、こうした異音に気づきやすくなります。
大きな音量で確認できる
日本の住環境というのは隣家が近いケースが多い。
だから防音設備が無いと、部屋の中で大きな音量を出しづらい。
(´・ω・`) 残念ながら自分も音を大きく出せない環境です
でも、ヘッドフォンなら音量を大きくして確認できます。
この音量を大きくして音を確認するという作業が非常に重要なんです。
音を大きく再生する必要性
なぜ、作曲で音を大きく出して確認するのか。
理由は一定以上の音量にすると目立ってくる音があるからです。
低音なんかは特にそう。
だから小さい音量で作曲していると、そうした音に気づかないまま、ミックスすることになります。
自分も音量を上げないまま作った曲がありまして。
しばらく経ってから、大きい音量で再生する機会があったのですが、びっくりしました。
「え! この音、こんな目立ってたのか!?」と。
(´・ω・`) それまで聴いていたイメージと全然違っていたんです
部屋が防音でなくても、ヘッドフォンなら大きい音量で音を確認できます。
いろんな環境で音を確認する
まず前提として、スピーカーとヘッドフォン。
この2つは聞こえ方が全然違うんです。
スピーカーは部屋(空間)の中で鳴る。
だから3次元的な、奥行きのある聞こえ方になる。
対して、ヘッドフォンは左右の耳のそばで聞こえる。
こちらは2次元的な、極端に言えば平ぺったい感じになる。
あと、スピーカーは左右のスピーカーの音が交じり合います。
ヘッドフォンは左側から出た音は、左耳にしか届かない。
そうした違いもあります。
これらのことから、ずっとスピーカーで作曲した後でヘッドフォンで確認してみると、印象が全然違うことはよくあります。
(´・ω・`) 最初はびっくりしたものです
つまり、スピーカーとヘッドフォンでは、曲の印象が変わってくるわけです。
相手が曲を聴く環境
完成した曲を聴く相手の環境は人それぞれです。
自分は音楽鑑賞する際はスピーカー派でも。
もしかしたら、相手はヘッドフォン派かもしれない。
聴く側の環境を想定して、音を確認する必要があります。
だから、スピーカーとヘッドフォンの両方で、曲を確認したほうがいいわけです。
さらに欲を言えば
実は確認作業は「ヘッドフォン」と「スピーカー」の2択だけではありません。
スピーカーと言っても様々。
高級スピーカーもあれば、ノートパソコン内蔵の低品質なスピーカーもある。
同じスピーカーでも、両者はもはや別物ですよね。
こうした環境の違いによっても、もちろん曲の印象は変わってきます。
だから、プロはわざと安いスピーカーでも曲を確認します。
ある人は、車の中に曲を持っていって、車のスピーカーで音を確認したりもします。
これは、車中で音楽を聴く人を想定しているわけです。
ちなみに自分も一応、低品質なスピーカーの確認用として、ブルートゥースのモノラルスピーカーを利用しています。
ただ、上記の商品はもう販売されていないようですね。
私は今でも現役なんですが。
同じような商品のリンクを貼っておきます。
こちらはものすごく小さいタイプですね。
(´・ω・`) こういうスピーカーでちょいちょい聞きたくなるんですよね
ちなみに、自分が使っている機材はこちらの記事で紹介しています。
まとめ
本記事では、DTMでヘッドフォンがあるとなぜ便利なのかを紹介しました。
なかなか予算がヘッドフォンにまで回せないかもしれません。
ですが、持っていない方も、ぜひ優先順位を上げて買ってみてください。
いろんな環境を用意しておくと、曲の完成具合を確認するのがスムーズになります。
(`・ω・´)b メリット多し!
DTMのおすすめヘッドフォンについては、下記の記事でまとめています。