DTMでモニタースピーカーやモニターヘッドフォンを使う理由とは?

 https://nohosma.com/dtm-monitor-reason/

DTMをやり始めて、しばらくすると。

「そろそろスピーカーやヘッドフォンを買おうかなぁ」と思い立つ。

(`・ω・´)b やっぱ良い音で聴きたいですよね!

さて、もうご存知の方も多いかもしれませんが。

DTMには、それに適したスピーカーやヘッドフォンというものがあります。

その名を「モニタースピーカー」
または「モニターヘッドフォン」と言います。

本記事では、そうしたモニタースピーカー&ヘッドフォンが、一般向け製品と比べて、どう便利なのかを解説していきます。

特徴を簡単に説明すると

モニタースピーカー、モニターヘッドフォン。
これらは一般向けのモデルと何が違うのか。

まず、特徴として、原音をそのまま再現してくれます。
音域も、低域から高音域までフラットに表現。

それによって、ミックスで正しく調整しやすくなります。

一般向けの機器はどうか

逆に、モニター用ではない、一般向けのほうの機材はどうか。

一般向けは、音に味付けがされています。
聴感が良くなるように、各社が特徴を足している。

具体例として。
例えば、小型サイズの機器は、どうしても低音が弱くなりがちです。
その場合、わざと低音を強調する仕様にすることがあります。

他にも、温かみを加えたり、ツヤを出したり。

つまり、聴き心地を良くするために、機器ごとに様々な調整が加えられているわけです。

(´・ω・`)だから一般向けの機器は、各社によって音にものすごく差が出やすいです

そうした味付けは、リスニング(鑑賞)用途であれば、もちろん問題ないのですが。

でも作曲の場合だとよろしくない。
一般用の機器で作った曲を他のスピーカーで聴くと印象が全然違う
そういう状況に陥ってしまいます。

分離能力も優れている

モニター用途の機器は、音の分離能力も優れています。

一般向けの機器の場合、楽器をバラバラに聴く必要がありません。
ひとかたまりで曲として聴きたいわけです。
だから一般向けのモデルは、音の分離能力を重視していない。

でも、作曲する場合は違います。

例えば、ドラムのハイハット、クラッシュなど。
それらを聴き分けたい場面も出てくる。
他にもノイズや異音なども聴き分けたい。

モニター用の機器であれば、それらを聴き分けやすくなります。

耐久性が高い

他の特徴として、耐久性が高いというのもあります。

モニター用途の機器は、音を検査する目的に使われる。
つまりは業務用の製品です。
そうした使用に耐えうるように頑丈に作られています。

(´・ω・`)あくまで傾向です。そうでないのもあります。

さらには修理しやすいように、部品が細かく分けて売られている製品もあります。

モニター用途の機器を鑑賞に使えるか

モニター用途の機器は、基本的には鑑賞用に向いていません

なぜ向いていないのか。
先ほどこう説明しました。

「モニター用途の機器は、音がフラットで味付けがない」

これは逆に言えば、味気ないまたはそっけない音とも言えます。

(´・ω・`)なんというか退屈な音という感じですね

それに分離能力が高いので、音の粗(アラ)も目立ちやすい。
他にも、音が分離することで耳が疲れやすい傾向もあります。

実際にはどうか

上記で「観賞用には向いていない」と書いたのですが。

しかし、実際にはリスニング(鑑賞)用途に使っている人も多いようです。

(´・ω・`)どっちやねんという。

各製品のレビューを見ても「映画視聴用にも使っています」とか。
または「ゲームのヘッドフォンにもお勧めです」とか。
そういった声をたくさん見かけます。

(´・ω・`)まあ最終的には「音の好み」なんでしょうね

まとめ

本記事ではモニタースピーカー&ヘッドフォンが、一般向け製品と比べて、どう便利なのかを紹介しました。

細かく書きましたが、モニター用は作曲するのに様々な点で便利に作られている、ということです。

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