DTMをやり始めて、しばらくすると。
「そろそろスピーカーやヘッドフォンを買おうかなぁ」と思い立つ。
(`・ω・´)b やっぱ良い音で聴きたいですよね!
さて、もうご存知の方も多いかもしれませんが。
DTMには、それに適したスピーカーやヘッドフォンというものがあります。
その名を「モニタースピーカー」、
または「モニターヘッドフォン」と言います。
本記事では、そうしたモニタースピーカー&ヘッドフォンが、一般向け製品と比べて、どう便利なのかを解説していきます。
特徴を簡単に説明すると
モニタースピーカー、モニターヘッドフォン。
これらは一般向けのモデルと何が違うのか。
まず、特徴として、原音をそのまま再現してくれます。
音域も、低域から高音域までフラットに表現。
それによって、ミックスで正しく調整しやすくなります。
一般向けの機器はどうか
逆に、モニター用ではない、一般向けのほうの機材はどうか。
一般向けは、音に味付けがされています。
聴感が良くなるように、各社が特徴を足している。
具体例として。
例えば、小型サイズの機器は、どうしても低音が弱くなりがちです。
その場合、わざと低音を強調する仕様にすることがあります。
他にも、温かみを加えたり、ツヤを出したり。
つまり、聴き心地を良くするために、機器ごとに様々な調整が加えられているわけです。
(´・ω・`)だから一般向けの機器は、各社によって音にものすごく差が出やすいです
そうした味付けは、リスニング(鑑賞)用途であれば、もちろん問題ないのですが。
でも作曲の場合だとよろしくない。
一般用の機器で作った曲を他のスピーカーで聴くと印象が全然違う。
そういう状況に陥ってしまいます。
分離能力も優れている
モニター用途の機器は、音の分離能力も優れています。
一般向けの機器の場合、楽器をバラバラに聴く必要がありません。
ひとかたまりで曲として聴きたいわけです。
だから一般向けのモデルは、音の分離能力を重視していない。
でも、作曲する場合は違います。
例えば、ドラムのハイハット、クラッシュなど。
それらを聴き分けたい場面も出てくる。
他にもノイズや異音なども聴き分けたい。
モニター用の機器であれば、それらを聴き分けやすくなります。
耐久性が高い
他の特徴として、耐久性が高いというのもあります。
モニター用途の機器は、音を検査する目的に使われる。
つまりは業務用の製品です。
そうした使用に耐えうるように頑丈に作られています。
(´・ω・`)あくまで傾向です。そうでないのもあります。
さらには修理しやすいように、部品が細かく分けて売られている製品もあります。
モニター用途の機器を鑑賞に使えるか
モニター用途の機器は、基本的には鑑賞用に向いていません。
なぜ向いていないのか。
先ほどこう説明しました。
「モニター用途の機器は、音がフラットで味付けがない」
これは逆に言えば、味気ないまたはそっけない音とも言えます。
(´・ω・`)なんというか退屈な音という感じですね
それに分離能力が高いので、音の粗(アラ)も目立ちやすい。
他にも、音が分離することで耳が疲れやすい傾向もあります。
実際にはどうか
上記で「観賞用には向いていない」と書いたのですが。
しかし、実際にはリスニング(鑑賞)用途に使っている人も多いようです。
(´・ω・`)どっちやねんという。
各製品のレビューを見ても「映画視聴用にも使っています」とか。
または「ゲームのヘッドフォンにもお勧めです」とか。
そういった声をたくさん見かけます。
(´・ω・`)まあ最終的には「音の好み」なんでしょうね
まとめ
本記事ではモニタースピーカー&ヘッドフォンが、一般向け製品と比べて、どう便利なのかを紹介しました。
細かく書きましたが、モニター用は作曲するのに様々な点で便利に作られている、ということです。
DTMの個人用途でオススメのモニタースピーカーについては、こちらの記事で紹介しています↓
モニターヘッドフォンについては、下記の記事をどうぞ↓