たまに会った気のしれた友達や恋人と、気兼ねなく会話をはずませる。
楽しいですよね。
それもそのはずで、人間は「話す」ことに快楽を感じる生き物だそうです。
でも実は、この「話す」という行為は奥が深い。
「話す」という行為について訓練を受けたことがあるという人は、まずいないと思います。
ですから、通常は思うまま、その人の個性で喋っている。
それが知らず知らずのうちに、相手の信頼を無くすことにもつながっているんです。
相手を想ってアドバイスしたはずだけど…
アドバイスしているはずが、実はそうではないことがあります。
例えば、ある会社内で3人のこんな会話。
Aさん「仕事のプレゼンが失敗しちゃってさ…」
Bさん「資料をちゃんと揃えてなかったんじゃないのか?」
Cさん「僕の場合、プレゼンはこうすると失敗しなくなりましたよ」
よくありそうな会話です。
会話も普通に成り立っているように見えます。
でも、これ微妙にずれているんです。
なぜなら、BさんとCさんは「自分」のことを喋っている。
相手を理解しようとせず、最初から自分の場合にあてはめて聞いてしまっている。
会話というのは成り立っているように見えて、よく聞いてみると「僕に言わせて」「私の話を聞いて」という気持ちの応酬になっていることが多々あります。
このケースの場合、相談をしたAさんは「こちらの気持ちをわかってくれた」とは思えないでしょう。
「深く」聞く
実は、会話というのは話すことより聞くことのほうが重要です。
あなたの人生の中で「この人は信頼できる」と感じた人を思い浮かべてみてください。
その人はきっと、あなたの話をよく聞いてくれた人ではなかったでしょうか。
それも親身になって。
人間というのは、自分の話をたくさん聞いてくれる人に、信頼や親しみの気持ちを抱きます。
そして、自分の場合にあてはめて解釈したり評価したりはせずに、ただ話を受け止める、それが重要です。
どのように信頼は生まれるのか
相手の目線に立って、話を聞きます。
そのために、次の4ステップを行います。
1.相手の話の中身をくりかえす
「仕事をやめようかと思ってる」→「仕事をやめたいんだね」
2.話の中身を自分の言葉に置き換える
「仕事をやめようかと思ってる」→「そうか、今の仕事に思うところがあるんだね」
3.相手の感情を反映させる
「仕事をやめようかと思ってる」→「かなり疲れているみたいだね」
4.自分の言葉に置き換えつつ、相手の感情を反映させる(上記2と3を合わせる)
「仕事をやめようかと思ってる」→「そんな風に思うほど、疲れてしまったんだね」
ただし、これはテクニックではありません。
あくまで理屈として分解したもので、これを小手先でやろうものなら逆効果です。
必ず相手の話を聞こうという気持ちが必要です。
その気持ちがあれば、自然と上記の4ステップが行えます。
信頼を得るための方法。そもそも信頼を得るとは?
「話す」ことについて訓練なんて行っていない。
だから、人は普段の会話の中で不毛なやりとりをしていることが多々あります。
相手から信頼を得るには、自分がどうあるべきか。
そして、ゆくゆくはそれがどう幸せにつながるのか。
人生を豊かにする様々なコツについて書かれているのが、ベストセラーになっている「7つの習慣」。
ただ、分厚い書籍はなかなか手が出ないという方のために、僕はこちらをオススメします。
管理人お得意の「マンガでわかる」シリーズです。
マンガとあなどるなかれ、このシリーズ、非常にうまく要約されています。
(当たりハズレはあるので注意)
ストーリーがあるので続きが読みたくなるし、感情移入もしやすい。
さらっと読めてタメになる。
あと、この7つの習慣はアタリのほうですね。うまくストーリーに落とし込んでいる。
7つの習慣の内容として入門書としても使えるし、この本だけで終わっても得るものは多いと思います。
もちろん、この記事で紹介した内容はほんの一部。
他にも全然、別の事柄についても書かれています。
7つの習慣は人生を変える
上記のタイトルは、この本のキャッチフレーズです。
本の内容としては非常にシンプル。明快。
「言われてみれば、まあそうだろうな」という内容も多いと思います。
ですが、忙しい毎日の中で、自分の人格や人生について立ち止まって考える機会というのは、なかなか無いのではないでしょうか。
この本はそういうきっかけを与えてくれる本ですね。
「マンガでわかる7つの習慣」オススメです!
(`・ω・´)b グッ