運動やダイエット、語学の勉強や資格取得。
よしやろう!と意気込んだまではいいものの、いざ始めてみたら長く続かない。
それこそ1週間も続かなかったりする。
(´・ω・`)思い当たるわぁ
でもそれって当たり前なんです。
というのも、人間には「いつも通りを続けたい、変化を避けたい」という心理があるからなんです。
それを「習慣引力の法則」といいます。
だから、悪い習慣であっても、なかなか手放せなかったりする。
いつも通りを求めてしまうからです。
これは本能的なもので、むしろそれがあるからこそ、毎日を安全、安心、そして安定を保つことができているともいえます。
じゃあ新しい習慣を身に着けるにはどうすればよいのか
習慣引力の法則は「いつも通り」でないことを嫌います。
ということは、逆に言えば、身につけたい習慣が「いつも通り」だというレベルまで脳に認識させることができればよいわけです。
それが「いつも通り」のことであれば、習慣引力の法則は発動しません。
「いつも通り」だと思わせるには?
脳に「いつも通り」だと認識させるには結局、続けるしかないんです。
毎日それを続けることで、それを「当たり前に行っていること」だと脳が認識し始めます。
この点については、「期間」と「対処法」の両面から知っておく必要があります。
「いつも通り」だと認識させるための必要な期間
いつも通りだと認識させるための必要な期間は、これから身に着けたい習慣の種類によって異なります。
次の3種類があり、生存に影響が大きいものほど、習慣づけまでにかかる時間が異なります。
【行動習慣】(1か月)
勉強、日記、片付け、節約など
【身体習慣】(3か月)
ダイエット、運動、早起き、禁煙など
【思考習慣】(6か月)
論理的思考力、発想力、ポジティブ思考
つまり、自分がこれから身に着けたい習慣が「勉強」だった場合、それは「行動習慣」ですから、1か月続けることができれば、脳が「いつも通り」だと認識することになります。
必要な期間まで続けるための対処法
行動習慣であれば、ものの1か月です。
ところが、その1か月すらなかなか続かない。
でもよーく思い出してください。
続けられなかった理由はなんでしょうか。
「なんとなく・・・やめた」
「しばらく続けられていたけど、急に仕事が立て込んでしまって、それで時間が無くなって、うやむやになった」
「だんだん面白味や新鮮味がなくなって飽きてしまった」
よくある理由ばかりですよね。
これらの理由は、どれも性質は別々のものです。
そして、それぞれに対して対処法が違うのです。知っていましたか?
やめたくなる理由は、期間ごとに発生する
行動習慣の1か月間でやめたくなるタイミングと理由。
それらは次の期間に分けることができます。
【反発期】(1~7日目)
もっともやめたくなる時期。とにかく体が反発する。
【不安定期】(8~21日目)
イレギュラーな出来事に振り回される時期。
予定通りにことが運ばず、「もういい、やっぱムリ」となります。
【倦怠期】(22~30日目)
マンネリ化して飽きてくる時期。
「つまらない」「意味ないかも」「飽きてきた」という言い訳が出てきやすくなる。
上記の3つの期間で対処法が異なるわけです。
では、このうち、もっともやめたくなる最初にして最大の難所。
「反発期」について見ていきます。
実は「始める前から失敗している人」がほとんど
あなたが語学の勉強をしようと思い立ったとします。
そこで、あなたは毎日15分早起きして、その時間で勉強をしようと計画を立てました・・・。
ありがちな計画ですよね。
一見、おかしな点はないように見えます。
でも、これはすでに失敗しているんです。
というのも、よく見ると、先ほどの例の場合、習慣化しようとしているのは勉強だけではありません。
早起きも習慣化しようとしているんです。
ただでさえ、習慣づけるのは大変です。
それを一度に2つの習慣をやろうとしているのですから当然厳しくなる。
この場合、勉強を習慣づけたいのであれば、まずは勉強を普段の行動に織り込む必要があります。
例えば、通勤が電車であるなら、その移動時間に勉強する、などです。
同時の習慣づけは多くの人が気づかずにハマってしまっている
これは多くの人が陥ってしまう現象です。
何かをはじめようというときは、気分がノっているときですよね。
「早起きして勉強を頑張ろう!…そうだ!片付けも頑張ろう!」などといろいろ欲張ってしまう。
でも、2つ、3つ同時に始めるということは、2重、3重の習慣引力がかかってくることに他なりません。
それだけの負担がかかりながら毎日を過ごすことになる。当然、次第に疲れてきますよね。
ダイエットでもそうです。
食事制限と運動を一緒にやりはじめる人が多いですが、まずは片方だけに取り組んで、そして、それが習慣づけられたら、今度はもう片方に取り組む。
これが習慣づけを成功するためのコツなのです。
オススメ書籍『「続ける」習慣 』
ここまで紹介してきた理論と知識は、管理人が読んだ次の本から学んだ内容です。
「続ける習慣」という地味なタイトルだったのですが、この「マンガでわかるシリーズ」はすでに何冊か持っていて、タメになっていたことが多かったので買ってみました。
すると非常にわかりやすく、内容も役に立ちました。
本記事で紹介した内容はまだまだ一部です。
すべての知識を本記事で紹介するのは難しいので、興味を持たれたら、ぜひ買って読んでもらえればと思います。
僕が、こうしてブログの記事を書き続けられている理由の1つに、この書籍があると思います。
「よい習慣は夢も引き寄せる」
この本の最後の項のタイトルです。
習慣には複利効果があるそうです。
習慣によって小さなことを積み重ねていけば、ある時から二次曲線的に成果が高まるタイミングが出てくる。
僕にもそういう時が訪れるかどうかわかりません。
でも、本記事をここまで読んでいただいた方がいらっしゃったら、その分だけでも意味はあったのかなと。そう思いたいですね(^^)
というわけで、オススメ書籍『「続ける」習慣』でした!