名古屋名物の料理「ひつまぶし」。
うなぎのかば焼きを刻んだものを、あったかごはんの上にのっけて食べる。
初めて見たときは、せっかくのうなぎをわざわざ細かく切ってるのを見て「もったいなくね?」とちょっぴり思ったのですが、食べたら
(´・ω・`)うまい、なにこれ。茶漬けうまいわ。
もう一杯いきたいぐらいでしたよ。
議題:「ひつまぶし」と「ひつまむし」
ある日、知人から訊かれました。
「”ひつまぶし”と”ひつまむし”、どちらが正しいか知ってる?」
(´・ω・`)お、おう・・・。
わかりませんよ。わかりませんでしたよ。
ところが訊いた本人も知らなかったようで。
(´・ω・`)え~・・・マジすか
というわけで調べてみました。
正しいのは・・・
まず、正しいのは「ひつまぶし」のほう。
なぜかというと漢字で書くとこうなる。
「櫃塗し」
これは「お櫃(おひつ)にウナギを塗す(まぶす)」からきている。
だから、ひつまぶし。
(`・ω・´) なるほど!スッキリ!
・・・しかし、思うようにはいかないのが世の常。
「ひつまむし」も調べるといろいろあった。
「ひつまむし」の逆襲
関西地方では、うなぎのかば焼き料理を「まむし」と呼んでいる。
そして、京都や奈良の老舗で出される料理に「ひつまむし」と呼ばれるものがある。
これはもちろんお櫃(おひつ)に入っている。
「おひつ」に入った「まむし」だから「ひつまむし」。
(´・ω・`)え・・・どっちもあってるの?
全国的に主流の呼び名は「ひつまぶし」のほうのようですね。
ちなみに、「ひつまむし」のほうは、「ひつまぶし」と食べ方が少し違う。
「ひつまぶし」&「ひつまむし」の食べ方
「ひつまぶし」の食べ方は大体、下記を順に行うとなっている。
- 1.普通のうな重として食べる
2.うなぎとご飯(または薬味も)を混ぜて食べる
3.お茶や出汁をかけて食べる
「ひつまむし」(ややこしいぃ!)のほうも似たようなものだが、上記の1がない。
最初から混ぜてくる。つまり、分けて食べるなと。
(´・ω・`) この潔さよ・・・
ひつまぶしはいつに生まれたか
ひつまぶしが生まれたのは明治時代のころと言われています。
名古屋市熱田区の「あつた蓬莱軒」というお店が、発祥地だと主張されているそう。
ただし、同じく名古屋市中区「いば昇」も発祥店の1つと主張しているようで、こちらは大正時代が最初だとしているそう。
まあでも別に発祥店が1つじゃなくてもいいよね。
(´・ω・`)おいしけりゃいいのよ。・・・だめ?
商標登録について
「ひつまぶし」という言葉は「あつた蓬莱軒」が商標登録をしている。
(´・ω・`)やり手だなぁ
・・・ん?
そうなると他のお店は「ひつまぶし」という言葉は使っちゃいけないのか?
でも、そうではなかった。
ウィキペディア先生によるとだな。
えー、先生はちょっと話が長いので。短くさせていただくとこうなる。
「「ひつまぶし」の名称はウナギ料理店で一般的に使用されているので、あつた蓬莱軒の商標登録があっても商標権の侵害にはあたらない」
ということだそうだ。
つまり、「ひつまぶし」という言葉はすっかり馴染んでしまって今やみんなのものなんだな!
というわけで、ひつまぶし&ひつまむしの調査でした。
(´・ω・`) この記事書いてたら、マジで食べたくなりましたよ
でAmazon調べてみたらあった。
(´・ω・`) ぬぅ・・・よし、ほしいものリストに入れておこう・・・