「Google日本語入力」と「Microsoft IME」を3か月使い続けてみた比較

「Google日本語入力」と「Microsoft IME」

無料の日本語入力プログラムと言えば、「Google日本語入力」「Microsoft IME」2大勢力があります。

そして、自分は3か月以上前からその両方を使っています。

仕事で4台以上のパソコンに触る機会があるんですが、それぞれに既定の日本語入力システムをバラバラに設定しています。

(´・ω・`) なにやってんですかね・・・

使い勝手を確認したかったというのもあるんですが、単に気分転換的な意味合いが大きいですね。
違う日本語入力プログラムを使うと新鮮かな、と。

それでどちらを使っているときに違和感が発生するのか検証してみた。

ちなみに自分が入力する文章の種類は、いわゆる一般的なビジネス文章です。
それと、このブログで入力する文章ですね。

変換精度に差はあるか

まず、日本語入力で重要なのが変換精度です。

ですが変換精度については、差はほとんど感じられませんでした。

どちらも普通に変換できます。
まあだからこそ、ずっと両方を使い続けていられるわけですが。

ただ、あえて言うなれば、「Google日本語入力」の変換がおかしい、と思うときがたまにあります。

例えば、「おとこのうで」という読みを漢字に変換する場合。

これを「Google日本語入力」で変換すると「男脳で」となった。

(´・ω・`) どんな脳よ・・・

「ちがい」と入力して変換すると「チ害」となったこともある。
ただ、これは2回めは「違い」と出てくれました。

そういえば、Google日本語入力は、カタカナが出やすい印象がありますね。

固有名詞はどちらも入力できるようになった

以前は「Google日本語入力のほうが固有名詞に強い」と言われていました。

例えば、「博麗霊夢」(はくれいれいむ)という単語。
これは「東方シリーズ」という、少しマニアックなゲームの主人公の名前なのですが。

Google日本語入力では以前から、変換ができていました。↓
Google 日本語入力の変換画面しかし、今はMicrosoft IMEでも変換出来るようになっているんです↓
Microsoft IMEの変換画面むしろ、Microsoft IMEのほうが「ハクレイ酒造株式会社」まで候補に出してくれている!

(´・ω・`) べんりだなー(棒読み)

Microsoft IMEの変換の仕組みが変わった

Microsoft IMEは仕様改良により、同社の検索エンジン「Bing」から候補を拾ってくるように変わりました。
それによって、マニアックな単語も変換できるようになりました。

関連記事:Microsoft IMEの「クラウド候補を使ってみる」とは?常に有効にする設定も紹介

マニアックさならgoogle日本語入力

ただし、人名を多く打つような人は、google日本語入力のほうが適しているかもしれません。

これは印象程度ではありますが、 3か月使い続けてきた中で、google日本語入力のほうがよりマニアックな変換ができている気がします。

Google日本語入力でマズい要素

実は「Google日本語入力」では1点だけ気になる要素があります。

それは再変換したいとき、その箇所を範囲選択する必要がある点です。

例えば、「対象」と入力して確定まで行った単語を「大正」に再変換したい場合。

「Google日本語入力」では、下図のように単語部分を範囲選択してから[変換]キーを押す必要があります。

ところが「Microsoft IME」ならば、単語内にカーソルを移動するだけでよく、これで[変換]キーを押せば再変換になります。

(´・ω・`) この差は結構大きいよ

Google日本語入力のほうが便利な点

ここまでは、Google日本語入力のネガティブな話が並びましたが、良い点もあります。

Google日本語入力は最近の日付が入力しやすい。

例えば、「きょう」と入力して変換すると、今日の日付が変換候補に出てくる。
さらにさらに。
例えば、「どようび」と入力して変換すれば、次の土曜日の日付も変換候補に出てくる。
これはかなり便利なので、こうした日付を入力するときには、わざわざ「Microsoft IME」から「Google日本語入力」に切り替えるときがあります。

日本語入力システムの切り替えは、ショートカットキーで素早く行えます。
[Windowsロゴ キー]と[スペースキー]です。
この2つのキーを押すと切り替えられます。

他に便利な特殊変換はないの?

他にもこういった特殊変換はあります。
例えば、「顔文字の入力」だとか、「郵便番号から住所に変換」だとか、です。

ですが、他の特殊変換で主要なものは「Microsoft IME」にも備わっているので、あとは大差ないなと。

で最終的な結果はどうなの?

ここまでをまとめますと。
「Microsoft IME」と「Google日本語入力」は、どちらもほぼ同じ程度の変換精度を持つ。

ただし、再変換は手間が少ない分だけ「Microsoft IME」に軍配!

でも最近の日付やマニアックな単語を打つときは「Google日本語入力」に軍配!

で、どうしてもどちらかを選べと言うならば!
再変換の差により、自分は「Microsoft IME」を選ぶでしょう!

(`・ω・´)b よっしゃああああ!

単語登録を活用できるかがキモ

あと、それぞれが持つ入力機能の差だけではなく。
やはり、単語登録の機能が非常に重要になってきます。

単語登録というのは、打ちづらい単語を、短い読みで入力できるように登録しておく機能です。

これを積極的に使うか使わないかで、普段の入力に大きな差が出ます。
「Microsoft IME」と「Google日本語入力」のどちらも、この機能が備わっているのでありがたいですね。

単語登録については別記事で紹介していますので、参考にしてみてください。

劇的効率化!「Google日本語入力」と「IME」の単語登録の手順を解説
よく使う文章や単語。 それらを短い読みで、すばやく入力できるようにするのが「単語登録」機能です。 例えば、下記の長ーい文章。 「いつもお世話になっております。総務部の○○です。」 この長い文章を、仮に「いつ」という2文字の読みで単語登...