私、昨年から個人事業主になりまして。
今年の3月が初めての確定申告でした。
ただ、去年の11月から開業したばかりだったので。
申告する分としては、たったの2か月分しかない(11月~12月)。
しかも開業してから、ほとんどお金の移動もなかった。
よって、たいしたことないだろうと。
そのまま経理は完全に放置。
申告期限日の5日前ぐらいになってから、ようやく取り掛かりました。
(´・ω・`) まあ、簡単にできるだろうと。タカをくくっていたんですよね。
そしたら、もう大変で。
期限日ギリギリになって、ようやく確定申告書が仕上がった。
朝の8時までやってましたよ。
(´・ω・`) もう大人なのにね…。夏休みの宿題かっての・・・ハハ…
振り返れば、こうやっておけばよかったのかと。
あれこれと反省しました。
そんなわけで、本記事では、個人事業主が初めて経理をするならやっておくべき「5つ」のことを紹介します。
(`・ω・´)b これをやっておけば、あなたはきっとスムーズに経理を処理できます!
領収書でやらかした失敗
超・当たり前ですが。
領収書は取っておいてください。
残しておかないと、経費として計上できません。
で、私、領収書のことをすっかり忘れていました。
(´・ω・`) ハハ・・・アホなの?死ぬの?
領収書を取っとくなんて、事業の超・基本ですよね。
もちろん私も、これまで生きてきた中で見聞きはしていたんですよ。
事業をやっている人が、領収書を持ち帰っていたり。
そういうのって、誰もがなんとなく知ってはいますよね。
でも、知ってはいても、理解までは出来ていなかった。
(´・ω・`) 人は経験しながら成長していくもの・・・ハハ
どれだけ得をするのか
ちなみに、領収書があるとどれだけ得をするのか?
最低でもその金額の15%分は得します。
なぜかと言うと、所得税、住民税と合わせて、約15%の税金がかかるためです。
つまり、1万円の領収書があれば?
1500円の得になる。
∑ (´・ω・`) これはでかい!! でも領収書が無いと…ハハ
ちなみに、この1500円得する、という話は、こちらの書籍からの受け売りです。
(´・ω・`) これ、単純に読み物としても面白いです。ギャグが冴えてる。他の書籍もレビューがあるのでよかったらどうぞ
ネット通販の領収書
ところで、ネット通販で買い物している場合。
領収書はどうするのか?
ネット通販だと、領収書が送られてこないことが多い。
実は、Amazonなら購入履歴のところから、領収書を印刷する箇所がある。
そこからいつでも印刷できます。
(´・ω・`) これは良かった…セーフ…
ちなみに、ネットを見ていると、確定申告前にはAmazonの領収書を慌てて印刷する人がたくさんいるようですね。
Amazon以外はどうなるのか
通販サイトはAmazon以外にもある。
そうしたサイトでは、領収書はどうすれば入手できるか?
実は、領収書が印刷できるかどうかは、サイトによってマチマチです。
もしも領収書が印刷できるなら、それを印刷しておいてください。
なお、サイトによっては閲覧の期限があります。
「後になって印刷しておこう」と思っていたところ、いつのまにか印刷できなくなっていた、ということもありえます。
ですので期限に注意してくださいね。
(´・ω・`) つまり、できれば早めに印刷しとけと。
領収書が印刷できなくなったらどうするのか
じゃあ、領収書が印刷できなくなったらどうするのか?
実は、領収書の代わりにできるものがあります。
まず、領収書の前提として。
領収書は、下記が記述されていることが必要です。
- 日付
- あて名
- 発行者の氏名
- 金額
- 但し書き(商品の内容)
で、これらを満たすのが、注文メールです。
注文メールには、「金額」や「日付」「商品名」の他に、「お金を支払った人の名前」も記載されます。
というか、むしろ領収書よりも情報量が多い。
だから、証明にもってこい、というわけです。
(`・ω・´)b 注文メールは領収書の代わりになると知っておけば、気が楽になりますね
注意点
念のためですが。
納品書ってありますよね。
ネット通販だと、たいていは届いた商品に同梱されていますが。
で、納品書も先ほどの5つの要件を満たしているように思えます。
ですが、納品書は領収書の代わりになりません。
(´・ω・`) 注意してくださいね
なぜ代わりにならないかというと。
納品書はあくまで「納品をした」という証明書類であって、代金をやりとりしたかどうかまでが証明されていないからです。
逆に言えば、納品書内に「支払い済み」などと記載があれば、領収書として使える、ということになります。
(´・ω・`) まあ、そういうのややこしいので。注文メールでいいっすね。
会計ソフトを選ぶ
個人事業主が経理をするには、会計ソフトが必要になります。
で、会計ソフトと言えば、次のビッグスリーがある。
- MFクラウド確定申告
- freee
- 弥生会計
他にも会計ソフトはありますが、この3つから選ぶので間違いはないでしょう。
実は私、素人レベルながら、会計ソフトは使ったことがありまして。
(それで余裕をこいて、経理を放置していたのもあります。。。)
どのソフトを選んでも出来るんですが。
個人的にはMFクラウド確定申告を推します。
というか、これ一択かなと。
(´・ω・`) あ、でも他のソフトでやっているのでしたら、それでいいですよ。
長くなるので、詳しくは別記事で解説。
もしも、会計ソフトをどれにするか迷っているんであれば、MFクラウド確定申告でどうぞ。
通帳は分けよう
続いて、通帳です。
通帳はズバリ、「個人用」と「事業用」で分けたほうが良いです。
なぜかというと、経理が圧倒的に楽になるからです。
で、私、それに気づいたのがかなり後だった。
だから苦労しました。
(´・ω・`) 人は経験しながら成長していくもの・・・(2回目)
分けておかないと、プライベートな入出金データも会計ソフト内に取り込まれる。
だから、ソフト内でいちいち考えながら処理することになる。
単純にメンドイ。
おすすめの銀行は?
個人事業主で、新規の口座を開設するなら、おすすめの銀行がある。
楽天銀行とジャパンネット銀行です。
なぜ、この2つかというと、どちらも屋号と名前を組み合わせた口座が作れるから。
組み合わせた口座とは、例えば、こんな感じ。
(´・ω・`) 屋号が前につくと、信用が上がる感じしますよね。
開設するには、ビジネス用口座というのがどちらにも用意されている。
で、そこから開設します。
⇒ 楽天銀行
自分はどうしたか?
私は楽天銀行で開設しました。
なお、口座開設まで日数がかかりますので注意してください。
というのも、書類を自宅に郵送してくるからです。
(´・ω・`) おそらく、本人確認の意味合いがあるのでないかと。
その後、さらに、事業の証明となる書類を送付。
(私は開業届の控えを添付)
それらを元に、楽天銀行側で審査が行われます。
そして、晴れて口座開設。
ただし、その後も画面上で手続きが、なんやかんやあります。
開設手順の詳細については、下記のページをどうぞ。
(´・ω・`) 手数が多いのもあって、結構、わかりづらいです。
他の銀行はどうか?
なお、他の銀行でも、屋号付きの口座を作れることは作れます。
例えば、三菱UFJ銀行とか。
そうした店舗を持つ銀行でも作ることは可能。
ですが審査が厳しい。書類もいろいろ揃えないといけない。
だからお勧めしない。
ネットでもいろいろ調べましたが、そうした「店舗のある銀行で口座開設した」という声は見かけませんでした。
(´・ω・`) まあ誰も面倒くさいのはイヤだよね。ネット銀行で使い勝手もいいし。
カードも分離すべし
ほとんど繰り返しになりますが。
カードも「個人用」と「事業用」で分けたほうが良い。
これも、分けておかないと経理が面倒になるからです。
(´・ω・`) 特に、これはめんどくさかった…
別の理由
というか。
個人用のカードと分けずにやっていると恥ずかしいんですよ。
何が恥ずかしいのかというと。
前述の会計ソフトで、クレジットカードのデータも取り込めるんですが。
その際、カードを分けておかないと当然、個人で使った内容まで取り込まれてしまう。
で、私の場合だと、こんな明細が取り込まれてしまった。
(´・ω・`) なんかちょっと恥ずかしくないですかね…?
(ちなみに「ニコニコチャンネル」とは「ニコニコ動画」の有料チャンネルです)
まあ、これ、記述を編集することは可能なんですけどね。
ですが、いちいち編集するのもメンドイので、そこまではやりませんでした。
別に誰も見ないでしょうし。
だから、私の会計ソフトのデータには、ニコニコチャンネルの記載が今もあります。
このように、生活感が容赦なく出てしまうので。
カードは分けることをお勧めします。
(´・ω・`) でもやっぱ経理が楽になるのが一番の理由かなー
アカウントも一緒にしない
今どきは、Amazonで買い物する人多いと思うんですよ。
それで。
Amazonのアカウントも分けてください。
「事業用」と「個人用」に。
他にも、よく使う通販サイトがあれば、それもアカウントを分けてください。
なぜかというと、これまた経理が楽になるから。
(´・ω・`) これも分けてなかったもんでキツかったっす…
具体的には何が大変か
Amazonの場合、過去の購入履歴を見ることができます。
ただし、履歴を一覧できる機能はない。
だから、5~10商品ぐらいが載っている1ページを、ページ送りしながら閲覧することになる。
率直に言って、確認しづらいんですよ。
手順としては、1ページずつ切り替えて、しかもページごとに下へ下へと大きくスクロールしながら、購入商品を確認しなければならない。
そこに個人用の商品も混ざっていたら?
商品数が多くなって、ページ送りも、スクロールも大変になる。
で、最悪のミスとして、経費にする商品を見逃してしまうこともありうる。
(´・ω・`) 実際、自分は「FAX付きプリンタ」(3万円ぐらい)を経費にするのを危うく見逃しそうになりました…
ビジネス用アカウント
知ってましたでしょうか?
実は、Amazonにはビジネス用アカウントがあるんです。
その名もAmazonビジネス。(下図は画面のキャプチャです)
これが個人事業主にも対応してて、いくつかサービスがついている。
気になった長所としては「ビジネス向けの割引きが多数の商品に適用」という点。
(´・ω・`) 安くなるのはありがたいですね
ですので、事業用アカウントを別に取るなら、迷わずAmazonビジネスにしたほうがよいでしょう。
⇒ Amazonビジネスへ
日数が少しかかるので注意
私も、Amazonビジネスでアカウントを取りました。
その後、審査が終わるまで3日ぐらいかかるので気を付けてください。
登録時に事業の証明書類を送って、その後、審査が始まります。
(私の場合、証明書類は、事業の開始届を出しました)
(´・ω・`) とは言っても3日間なら、すぐですかね
まとめ
というわけで本記事では、個人事業主が初めて経理をするならやっておくべき「5つ」のことを紹介しました。
おそらく、慣れてしまうと、どれも基本的な事なんでしょうね。
でも、初めての私にとっては、すべてが新鮮で大変でした。
(´・ω・`) いい経験させてもらいましたよ。ビジネスって大変。
ただ、経理は本業とは直接的には関係ないですからね。
そして率直に言って、そんなに面白い作業ではない。
(まあ経理が好きで、楽しい人もいるかもしれませんが…)
ですので、導入部分や準備については要領よく、さっと終わらせてしまいましょう。
(`・ω・´)b レッツ商売!